これから子育て世代の,パパとママへ

　何よりも,子供の誕生は家族にとってすごく嬉しいことですね。ただ,同時に頭をよぎるのは人生の三大支出の一つ【教育費】のことかと...。(三大支出＝住宅費・教育費・老後の生活費)

『子供一人を育てていくには,どれくらいの費用がかかるんだろう？...』まずは,現実を見つめていきましょう。

　文部科学省『平成28年度子供の学習費調査』によると,幼稚園から高等学校まで15年間にかかる教育費は【オール公立】＝約540万円・【オール私立】＝約1,770万円となっております。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そして,大学への進学と見てみると【国公立/04年間】＝約240万円～255万円・【私立文系:理系/04年間】＝約327万円～446万円というデータが読み取れます。(医科歯科系・薬学部などと,他 教育無償化などの制度の点はここでは割愛させていただきます)

　国公立に進学？私立に進学するのか？...で大幅に違ってくる教育費ですが,考え方として『高校までの資金を,家計から捻出し』『大学進学費用について⇒300万円～500万円ほどの教育資金』を準備しておきたいものです。

　お子さま誕生をきっかけとして,大学進学まで18年間(誕生月はここでは注視せず)の準備期間があると仮定しましょう..すると,18年間×月/10,000円を積み立てたとして＝216万円の貯蓄が可能と見えてきます。時間を味方につけて,なるべく早くからの積立を始めることが必要といえます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　家族が増えて,子供の成長を願いながら住まいのことも考えていくことでしょう。　　　　

　【住宅金融支援機構2018年度フラット35利用者調査】によりますと,住宅購入価格の全国平均は[注文住宅]⇒3,395万円・[土地付き注文住宅]⇒4,113万円・[マンション]⇒4,437万円となっております。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　多くの人たちが,住宅ローンを利用されますが【国土交通省・平成28年度住宅市場動向調査】によると“自己資金比率”⇒平均31.02%という数値から“頭金”は,約03割程度の一般的な準備が必要か？と,見えてきます。

　また,住宅購入時は[登記]などの諸費用も必要となります。住宅金融支援機構の調査では“住宅取得年齢”は30代・40代となっており,頭金を⇒900万円～1,000万円ほどと考え子供が誕生→10年内の住宅取得と考えると⇒年間90万円～100万円ほどを住宅資金として,貯える必要性があろうかと考えられます。

　勤務先からの[ボーナス]を利用する？[財形制度]を利用する？...何年後にどのような住まいを？どこに？..そのためにいくら必要？など,夢に描くのみならず現実の出来事として叶えるためにも『家族のライフプランニング』を実践していきましょう。